2020年の交通事故の主な特徴 (その2)

概要

  • 2020年の法令違反による交通死亡事故件数は、原付以上運転者(第1当事者*)の場合、「最高速度」(+20件)、「横断・転回等」(+8件)、「酒酔い運転」(+6件)、「安全速度(徐行、減速不遵守)」(+6件)、「追越し」(+4件)、「踏切不停止+右左折違反」(+2件)、「動静不注視」(+1件)、「その他の違反」(+2件)で前年より増加した。(図表1)
  • 歩行中(第1・第2当事者)の法令違反別死者数は、「信号無視」(+27人)、「斜め横断」(+10人)、「路上作業」(+5人)、「駐停車車両前後の横断」(+2人)、「路上遊戯」(+2人)で前年より増加した(図表2)。

※ (+○件)、(+○人)は前年から増加した数
*第1当事者:最初に交通事故に関与した事故当事者のうち最も過失の重い者

当社の視点

コロナ禍での、テレワークの普及/定着や生活移動範囲の縮小等により、「コロナ終息後も、モビリティの状況はコロナ以前には戻らない」という声も少なくない。交通事故問題の変化点の確認に資するため、コロナ禍での交通事故の発生状況を今後も継続観測する。

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2020年の交通事故の主な特徴 (その2)
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第26回 2020年の交通事故の主な特徴 (その1)
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