コロナ禍での交通事故の発生状況-9月

概要

  • 9月の交通事故発生件数は、前年同月比84%となり、9月21日~30日で秋の全国交通安全運動が実施されたが、前年同月比との減少幅が3月以降で最も小さくなった。(図表1)
  • 1~9月累計での原付以上運転者(第1当事者:事故の当事者の中で一番過失責任が重い人)の年齢層別死亡事故の上位法令違反を見ると、全体では「漫然運転/15.3%」が最も多く、次が「運転操作不適/14.8%」、3番目が「安全不確認/12.7%」となっている。(図表2)

*モニタリング期間:2020年1~9月

当社の視点

  • コロナ禍での移動人口減少により、交通事故が減少していると考えられるが、9月の移動人口動向の前年同週比(V-RESAS)は、第1週▲17%、第2週▲19%、第3週▲10%、第4週▲15%と、前年同週を20%以上下回る週は無かった。
  • 高齢者以外でも「運転操作不適」による死亡事故が発生しているが、日本の事故の場合、アクセルとブレーキの踏み間違い等、トランスミッションがマニュアルであれば起こりにくい事故も少なくなく、事故の背景要因としてオートマチック車の高い普及率(2018年販売車中のオートマチック車比率98.6%※:日本自動車販売協会連合会)を指摘する声もある。
    ※ ドイツの2018年販売車中のオートマチック車比率は47.5%
    (備考:ドイツの場合は、高速道路に料金所が無いため、通行区分不注意による高速道路での逆走が問題になっている)

本記事のPDF版はここからダウンロードして下さい。
(別途Adobe Acrobat Readerが必要になります)

モビリティ情報モニタリングについて

我が国の省庁等、政府系機関からは日々多種多様な情報が発信されます。(株)現代文化研究所はその中から広くモビリティに関する注目情報を所定期間にわたりピックアップ、テーマを設定しその切り口から関連情報を整理し、お伝えするものです。

直近5回の配信内容
第8回 インフラシステム輸出にみるモビリティ技術展開の好機
第9回 コロナ禍での交通事故の発生状況-8月
第10回 国交省、物流効率化に向けた取り組みを後押し
第11回 内閣府の宇宙利用に関する懇談会が報告書を発表
第12回 2020年度4-6月の国内旅行消費額は前年同期比83%減
※取り上げてほしいテーマ/情報等がありましたら、または、ご質問、ご意見は、当ページの右上、または最下部のお問い合わせからお願い致します。