コロナ禍での交通事故発生状況-2020年12月

概要

  • 12月の交通事故発生件数は、前年同月比88%で、前年同月との減少幅が3月以降で最も小さくなり、また1年間で交通事故の発生件数が最も多い月となった。(図表1)
  • 交通事故による死者数も、12月は前年同月比では84%と、16ポイント減少したが、年間で最も多い月となった。(図表2)

*モニタリング期間:2020年1~12月

当社の視点

  • コロナ禍の外出率低下等により、2020年は前年に比べ、交通事故発生件数は81%、交通事故死者数は86%に減少したが、ハインリッヒの法則によれば、『1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、さらにその裏には300の事故に至らなかった〝ヒヤリ・ハット〟がある』とされる。実際の事故の300倍の「危ないっ!」を防止する対策が求められる。


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コロナ禍での交通事故の発生状況-2020年12月
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